府庁の所在地は大阪市。かつての河内国、和泉国、摂津国東半分と丹波国の一部からなる。近畿地方の行政・経済・文化・交通の中心にして、日本第2の都市であり、アジア有数の世界都市。県内総生産は、東京都に次いで全国第2位。
古代日本の中心地であり、仁徳天皇の難波高津宮、、継体天皇が即位した樟葉宮、大化の改新に際し孝徳天皇の難波長柄豊碕宮(前期難波宮)、奈良時代に聖武天皇の難波京(後期難波宮)が造営された。また、長岡京遷都まで一貫して陪都(副都)としても使用された。府内には古代の天皇陵が数多く遺されている。
古くは「浪速(なみはや)」、「難波(なにわ)」、中世には「小坂(おさか)(おざか)」、「大坂(おさか)(おざか)」と変遷し、明治に至って「大阪(おおさか)」と改められた。「坂」は台地の坂に付けられた名前に由来すると言われている。
地理
大阪府は、近畿地方の中部に位置し、京都府・奈良県・兵庫県・和歌山県と接する。古くから上方へ通じる水上交通の要地である。南西部は大阪湾。
かつては最も狭い都道府県であったが、国土地理院が面積の算定法を見直して香川県の面積が減少したため、1988年に46位となった。一般に「関西国際空港が出来たから大阪府の面積が増え、香川県の面積を追い抜いた」と認識されているが、両府県の面積が逆転したのは関西国際空港の開港前である |