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佐賀県
佐賀県(さがけん)は、日本の九州地方の北西部にある県。県庁所在地は佐賀市。

日本海と有明海の二つの海に接する。県西部の唐津・伊万里・有田などは古くから陶磁器の産地として有名である。 古代には「肥前」、中世には「佐嘉」とされたが、明治維新の時に「佐賀」と改められた。この「佐嘉」の名は、日本武尊が今の佐賀を訪れた時、楠が大きく茂っている様子を見て「この国は『栄の国』と呼ぶがよかろう」と述べた、という肥前国風土記の記述に由来するといわれている。

陸上で長崎県と県境を接する唯一の県である。


佐賀県
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地方 九州地方
団体コード 041000-4
ISO 3166-2:JP JP-41
面積 2,439.60km2
※境界未定部分あり
総人口 849,867
(推計人口、2010年7月1日)
人口密度 348人/km2
隣接都道府県 (陸上)福岡県、長崎県 (海上)熊本県
県の木 クスの木
県の花 クスの花
県の鳥 カササギ(カチガラス)
他のシンボル 県歌:「佐賀県民の歌」
さが・ふるさとの歌:「栄の国から」
佐賀県準県歌:「風はみらい色」
県庁所在地 〒840-8570
佐賀県佐賀市城内一丁目1番59号

地理

日本の中では西部(西日本)あるいは南部(南日本)に位置しており、九州地方の中では北部(北部九州)または西部(西九州)に位置している。九州7県の中では、面積・人口共に最も少ない。

県内の地域区分としては、佐賀藩と唐津藩に二分されていた歴史的経緯から、唐津市を中心とした北部(北西部)と、佐賀市を中心とした南部(南東部)に分ける2区分が最もよく用いられる。より細かく分ける場合は北部・東部・西部の3区分や三神・佐城・杵藤・唐松・伊西の5区分が用いられる。ここでは、地勢の面から3つに分けて説明する。

県北東部には、唐津市浜玉町を西端として最高1,000m級の脊振山地が連なり、その稜線が福岡県との県境になっている。山地は県中央部に位置する天山まで広がっている。東端の鳥栖市・基山町で山脈は途切れるが、その延長線には福岡県の耳納山地が延びている。鳥栖市・基山町は隣接する久留米市とともに山地の合間にあり、北の福岡平野と南の筑紫平野を結ぶ交通の要所でかつ工業地域であり、福岡都市圏のベットタウンでもあるため、住宅地が次々と生まれており人口増加率が高い。 脊振山地の南麓はゆるやかな丘陵地帯で、それより南、鳥栖市から白石町までの県南東部は筑紫平野(うち、佐賀県部分は佐賀平野と呼ばれる)が広がる。佐賀平野は穀類の生産が多い穀倉地帯である。鳥栖市や佐賀市など人口の多い都市があり、福岡と長崎を結ぶ長崎本線や長崎自動車道などの主要交通路が平野を横断している。また有明海沿岸には、江戸時代以降の干拓により造成された地域が分布している。筑紫平野の中央を縦断する筑後川によって福岡県筑後地方と隔てられている。平坦な低地が内陸まで広がり、多数の河川が集まっているため、20世紀半ばまで洪水被害が頻発していたが、治水が進んだことにより現在は被害が大きく抑えられている。 県央の天山を境に、南側は杵島丘陵が広がり、やがて多良岳山系へと続く。西側にも丘陵地帯が連なり、県西部の西松浦半島や北西部の東松浦半島へと続く。

県の西半分はほとんどが溶岩台地やゆるやかな丘陵地で構成されている。丘陵地ではミカン栽培、リアス式海岸の玄界灘沿岸では沿岸漁業が盛んである。現在の唐津市南部や多久市周辺にはかつて炭鉱があったが、閉山により急速な地域衰退が起こり、人口も急減した。一方で、県を代表するブランドの有田焼・唐津焼の地元であり、武雄市や嬉野市の温泉街、唐津城や呼子などの観光地が多く点在する。

県南部の多良岳が活動していない火山であるほかは、県内に火山はない。地震の被害を受けることは少ないが、梅雨などの大雨による洪水、台風の被害は多い。また、森林面積の3割強を占める自然林・二次林のほとんどが常緑広葉樹林で、玄界灘沿岸部には照葉樹林も見られる。残りの7割弱はスギとヒノキを中心とする人工林で、森林の人工林率(66%、2002年)は日本の都道府県の中で最も高い。

韓国など東アジア地域に比較的近いが、海上輸送は旅客では博多港や北九州港、長崎港などに押されて低迷している。貨物は伊万里港が九州3位のコンテナ取扱量となっている。陸上輸送については鳥栖市など県東部は高速道路網・鉄道網の分岐点となっており、九州での陸上輸送の要となっているが、有明海沿岸や玄界灘沿岸では都市間交通が整備途上にある。空中輸送では1998年に開港した佐賀空港が使用されているが、旅客では近隣の福岡空港や長崎空港に比べ便数などの面で大きく差を開けられている。

気候

佐賀県は、日本の中では比較的気候が温暖であるが、冬の寒さは緯度の割りには厳しく、東京よりも寒い。日本を広域的に見た場合、県内全域が太平洋側気候に入るが、北部の玄界灘沿岸部は日本海側気候にも近い。台風の通過・被害が多いが、九州のほかの県と比べると少ない方である。山地と平野が入り組んでいるため、県内の気候は大きく3つに分かれる。

佐賀市を中心とした南部の平野部

夏に降水量が多く、冬は少ない。年間を通しても降水量1800mm程度である。気温は熊本市などの盆地に近い傾向で、1日の気温差が大きい傾向にあり、夏は最高気温が35℃を超えることもある。海抜が低いため水害(洪水)が多いほか、有明海から吹き付ける塩分を含んだしぶきが塩害を発生させることも多い。また、内陸のため冬季を中心に乾燥しやすい。 佐賀市では、平年の梅雨入り6月8日、梅雨明け7月18日、春一番2月23日、初霜11月20日、初雪12月15日、桜(ソメイヨシノ)の開花日3月27日、満開日4月4日となっている。また、晴れの特異日が11月24日(出現率83.3%)、雪の特異日が2月2日(36.7%)、雨の特異日が6月23日(70.0%)などとなっている。

唐津市、伊万里市などの北部の玄界灘沿岸

夏も降水量が多いが、冬も季節風の影響で降水量が比較的多く降雪も年に数回記録される。海洋性気候を呈し、1日の気温差が小さい傾向にあり、夏の最高気温が35度を超えるようなことは少ない。

嬉野市嬉野町、佐賀市三瀬村などの山間部

三瀬村で年間降水量約2400mmとなっており、全体的に降水量は多く、特に夏に多い。1年の気温差、1日の気温差が共に大きい。冬は県内では特に低温となり、雪や霜の日数も多い。平年の天山の初冠雪は12月4日[1]。

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